2024年8月28日(水)
七隈校区の出前講座としておむつや生理用品を多く販売されている「大王製紙」さまをお迎えして、尿ケア用品の講話を行っていただきました。
タイトルは「知ってるようで知らない 尿ケア商品のおはなし」
知りたくてもなかなか聞けない貴重な講話ということで、大型台風が近づいているにも関わらず19名の方が参加となりました。
大王製紙 河津 里美先生
たくさんの商品をお持ちいただきました
最近、尿ケア商品は、高齢者だけでなく防災用品としても注目されています。若い方が野外コンサート・フェスを楽しんだり、車での渋滞や山登りグッズとしても利用が高まっているそうです。
種類もいろいろ |
高齢者の1回の尿の量は150CC。たくさんの商品がある中、どれを選べばいいかわからない方は、ここを知っておくだけでも無駄な出費や在庫を抱えることもないそうです。
男性の下着ならトランクスよりもブリーフやボクサーパンツがおすすめ。
デリケートな内容を笑いを交えながら、わかりやすくお話してくださる河津先生。
使用方法や商品の特徴を正しく知ることで、ズレや漏れなどを防ぎ快適に過ごせるとのことでした。
続いては実験をやってみました。
生理用品と尿ケア商品の違いについて。
見た目は同じに見えますが実は全く別物であることの実験です。
これは水分の漏れやニオイを閉じ込める成分。尿ケア製品は「閉じ込める」ことを重視しています。一方、生理用品やシートは通気性を重視し、雑菌の繁殖を防ぎ、衣類を汚さないようにするためのものなのだそうです。
目的が全く違いますね。
それぞれに色付きのお水を入れてみると・・・
見た目も一目瞭然。
触ってみると尿ケア製品はサラサラ
生理用品はお水がそのまま手についていました。
生理用品を尿ケアに利用される方が多いそうですが、目的に合った製品を利用することの大切さがわかる実験でした。
続いては実際に製品を触ってみましょう。
薄型パンツタイプのケア製品です。
最近では、帰省ラッシュの渋滞時に利用する方も多いとか。
カラータイプもあり、下着と見分けがつかないように工夫されています。
長時間のウォーキングやレクリエーションにも気軽に使えそうですね。
使用について注意事項もあります。
紙パンツと尿取りパットは相性は悪いそうです。
パットのシールがくっつきにくく、ずれてしまうとのことでした。
正しい使用方法を学んで、お悩みと上手に付き合っていけるといいですね。
なお、おむつについては医療費控除の対象になる場合もあるそうです。
介護などでおむつを多く使用される方は一度問い合わせをされても良いかもしれません。
学びの多い講座で受講者の方から多くの質問やお悩み相談も出ていました。
河津先生ありがとうございました。
ご参加された皆さま、お疲れ様でした。