令和2年11月25日(水)
城南公民館で管理栄養士の先生から「フレイル」についての講話がありました。
例年だと2~3班に分かれて楽しく調理実習と試食を行うのですが、今年はコロナ予防のため、講話のみとなりました。
「フレイル」とは「虚弱」を意味します。
足腰など体に痛いところがある等で出かける頻度が少なくなり、人との交流が減ってきて、ますます体が衰えて判断力・認知機能が下がり、要介護状態へと向かっていってしまいます…。
フレイルを予防するためには、「栄養」「運動」「社会参加」と言われています。
今年は、新型コロナウィルス感染を防ぐために外出の機会が減り運動不足になった方が増えたのではないでしょうか。運動量が減ると空腹を感じにくくなり、食べる回数・量だけでなく質も変わってくるそうです。
免疫を下げないためには栄養バランスよく食べることが大切ですが、外出を控え、買い物に行く回数が減ると、買い物の量が減ってしまい、そのことで栄養素不足を招いてしまうことがあるそうです。
栄養素不足を補うためには、買い物はスーパーだけでなく、近所のコンビニで野菜パックや冷凍野菜、お惣菜を利用することもおすすめだそうです。
ただし、お惣菜は塩分の取り過ぎに注意が必要なので、他のものと組み合わせて使うとよいそうです。
例えばヒジキの煮物だと、そのまま食べると塩分0.8g(それほど高くはない!)ですが、それをお豆腐とあえて白和えにする、レンジで温めた冷凍ほうれん草にあえる、たまごに混ぜて出汁巻き卵にする、このように調味料として利用して、食べるひじきの量を減らすことで、更に減塩になるうえ他の栄養素も取れるそうです。
他にも、レタスパックはみそ汁の具にもなる、たまごサラダは野菜と一緒にサンドイッチの具にするなどコンビニ食材を使った減塩の一工夫も教えていただきました。
しっかり食べて免疫力を落とさないようにして、この冬を乗り切っていきたいですね。
ご参加されたみなさん、お疲れ様でした!