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2024年2月29日

田島校区 健康づくりは早期発見・早期治療から

 令和6年2月28日(水)

田島公民館で、校区で開業されているドクターによる

健診の大切さと検査項目の詳しいお話がありました。

コロナ前のように、久し振りの人数制限をしない講座だったのですが、

なんと50名超える受講者がありました。


健康寿命と平均寿命の差は、男性8年、女性12年で、

この間はなんらかの介護が必要となる期間なのだそうです。

日本ではどんどん高齢化が進んでいるので要介護とならないためにも、病気の早期発見と早期治療が大切だそうです。

早期発見をするには、自覚がない時期に病気を発見したり、生活習慣病のリスクを下げなくてはならないので、そのために有効なのはやはり、健診(検診)だそうです。

健診は4月から3月の間に1回受けることから、3月は希望者が多く受けられないこともあるそうです。受ける予定の方は計画的に受診してくださいとのことでした。

胃がんの検診はスキルス性胃がんはバリウムではわからないため、胃カメラがおすすめだそうです。

他の健診(検診)科目の1つ1つも詳しく説明してくださいました。

また、LDLコレステロール(悪玉)の中でも、超悪玉コレステロールとよばれる小さな悪玉コレステロールは小さいがゆえに、血管壁に入り込みやすいという仕組みや


心房細動により飛んだ血栓は大きいため、大動脈などを詰まらせやすいことなど


動画でわかりやすく説明していただきました。

健診(検診)の大切さがとてもよくわかる講座でした。
ご参加のみなさんお疲れ様でした。


堤地区 高血圧・糖尿病予防の食事

 令和6年2月26日(月)

堤公民館で、長尾病院の管理栄養士さんによる高血圧予防と糖尿病予防の食事についての講話がありました。

高血圧予防の食事のポイントは減塩

糖尿病予防の食事のポイントは適正エネルギー量摂取と栄養バランス

ポイントが違うので、分けてお話をされました。


減塩を始める前に、食事にどれだけ塩分が含まれているかを知っておくことが大事だそうです。

おいしく減塩するコツは
①ダシをしっかり摂る
②香りで味に変化をつける(スパイス、酸味、焼き目)
③おかずの味にメリハリをつける
ことで、
特に③のように、1つだけ濃いめの味付けにしたら、他は薄くても満足感が上がるのだそうです。

調理法のポイントは、塩分は表面にからめることだそうです。
お醤油は減塩スプレーなどを使うのがおすすめだそうです。
また、減塩醤油は、カリウムが添加されているので腎臓が悪い方には向いておらず、だしわり醤油がよいそうです。



次に、糖尿病予防の食事ついてお話がありました。
過食やまとめ食い、高脂肪の食事習慣があると、すい臓からのインスリン分泌が少なくなり、糖を分解できずに尿に糖がでてくることがあるそうです。

過食を防ぐには、摂取した食事のエネルギーより消費するエネルギーを多くする必要があるそうです。

エネルギーを減らすコツは油や炭水化物の摂取量を減らすことだそうです。
・ドレッシングやマヨネーズを少なくする
・揚げ物より煮物・焼き物にする
・揚げ物の衣をはずす

そして、消化吸収されにくい食物繊維を多く含んだ野菜などを多く取るとよいそうです。

それを踏まえて、バランスの良い食事にするためにはどんな副菜を選んだらよいか、クイズで学んでいきました。


高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある方は、減塩しながらバランスの取れた食事を食べ過ぎないようにするといい、ということですね!

健康で長生きできるよう、気をつけながらお食事を楽しみましょう。

ご参加のみなさんお疲れ様でした。

2024年2月20日

城南校区 ステップ運動

 令和6年2月19日(月)

今年度の健康講座の追加講座として、フレイル予防になるステップ運動の講座が行われました。

9月に体力測定、指輪っかテスト、フレイルチェックを行ったのですが、結果が少し悪くなっていた方が一定数いたので、臨時の追加講座を行うことになったそうです。

フレイル予防として鍛えるとよいのは全身持久力で

全身持久力を鍛えるためにはちょっときついくらいの有酸素運動をするとよいそうです。

ストレッチでしっかりと体をほぐし


脳トレで頭もほぐし


少し休憩を取った後、早速ステップ運動をやってみました。

今回使ったステップ台は高さ10センチのものです。

台の数が人数分無かったので2班に分かれて行いました。

ステップ台の後ろに立ち、台の上に右足を乗せ、左足を乗せ、右足を後ろに下し、左足も後ろに下ろす、という動きをリズムよく繰り返します。

途中で、右足からを左足からに変えます。


4分行っただけで、少し息が切れてきました。

ステップ台は10センチから20センチくらいの高さで、自分の体力に合わせて選ぶとよいそうです。

また、わざわざ買わなくても、ウォーキングの途中で縁石や花壇などでステップ運動を行えばよいそうです。


全身持久力が高まると、生活習慣病や癌、骨粗しょう症、認知症などにもかかりにくくなるという研究結果もあるそうです。

ぜひ生活の中にステップ運動も取り入れてみてくださいね。

ご参加のみなさんお疲れ様でした!

2024年2月15日

健康だより第69号

 健康だより第69号を発行しました。

健康づくりにお役立てていただけると幸いです。






2024年2月14日

堤丘校区 家庭で出来るリハビリ・介護予防

 令和6年2月9日(金)

堤丘公民館で、理学療法士の先生による介護予防講座が行われました。


介護が必要になる原因、健康と要介護の間であるフレイルについて、運動の効果などの講話の後、休憩を挟んでフレイル予防の運動を行いました。

首肩まわりをほぐした後

筋トレを行いました。

ひじを背中で寄せるようにする肩甲骨を動かす運動や


椅子の少し前方に座り、両ひざをゆっくり持ち上げる運動などを行いました。

「これできない!」「ちょっとしか足が上がらん」という声が多く上がっていました。
先生に寄ると、できないのは腹筋力が足らないからなのだそうです。

そこを鍛える必要があることがわかったのですから
できないことを知ることは、要介護から一歩遠ざかりますね!

最後は立ち上がって足まわりの筋トレをいくつか行いました。
左右にそれぞれ上げ、股関節回りを鍛えたりしました。


今日行った運動を思い出しながら、ぜひご家庭でも続けてくださいね。
ご参加のみなさん、お疲れ様でした!


2024年1月22日

別府校区 冬の運動不足を解消しよう!

 令和6年1月21日(日)

別府公民館にて、骨盤を動かすことで健康を維持する講座が開催されました。

寒い冬はつい室内に閉じこもり、体もこわばりがちですが、体を小さく動かすだけで、肩こりや腰痛等を軽くすることができるそうです。

骨盤の動かし方は、2種類学びました。

「前後に動かす」と「上げ下げする」です。

細かくいうと、「上げ下げする」は更に「もたれる」と「押す」に分かれます。

まず、骨盤を立てる姿勢の練習を行いました。

背もたれに寄り掛からずに、少し椅子の前の方に座ります。


その姿勢のまま、骨盤を前後に動かしていきます。

片方の腕を下ろして、手くびを外側にひねります。そうすると、ひねった側の骨盤が少し後ろに下がります。
骨盤を前後に動かすというのは、このような小さな動きでよいのです。

そして、何度か手首をひねっていると、ひねっていないほう側の首が回りやすくなることが体感できました。
これは、骨盤と背骨(首)が連動しているからなのだそうです。

骨盤を上げ下げする動きは、立って行いました。
右足に重心を乗せてもたれかけ、頭を左に軽く倒します。そして、左手を下のほうに滑らせていきます。
右手を肋骨に当てると、肋骨が開いているがわかりました。
ちなみに、この姿勢だと骨盤は右↑左↓になります。
重心をかける足を変えると反対に右↓左↑になります。


次に、同じく右足に重心を乗せたまま、右足で床を押します。
この姿勢だと今度は、骨盤は右↓左↑になります。

下の写真は、左足に重心をのせたまま左足で床を押した写真です。
骨盤は右↑左↓になります。


「もたれる」と「押す」の動きの違いはほんの少しです。
どちらも骨盤を上下させる動きになりますが、股関節の動きが変わるため、
股関節の動きを高める効果もあるようです。

「もたれる」「押す」とも重心をかけた足側の腕を上にあげると、肋骨が更に広がり、連動した背骨も動きます。

この動き、ラジオ体操の『体を横に曲げる運動』に出てくる動きに似ています。


この動きは、講座の最初の方に行ったのですが、「そんきょ」といって、
かかとをつけて足先を90度に開いて立ち、骨盤をリズミカルにストン、ストンと上げ下げさせる動きです。
これはラジオ体操の『腕を振って脚を曲げ伸ばす運動』に出てくる足の動きと似ています。

ラジオ体操は、骨盤を動かしながら行うと可動域が広がり、ストレッチ効果が高くなるそうです。
今日学んだ動きを、色々な運動に応用できるようになるといいですね!
ご参加のみなさんお疲れ様でした。

2023年12月21日

堤地区 薬と上手につきあいながら、目指そう健康長寿

 令和5年12月18日(月)


地域にある薬局の薬剤師さんからお薬について学べる健康講座が堤公民館でありました。


最初に、お薬を口から飲むと体の器官でどのような作用を受けながら血中に入るかという基本的な流れを学びました。
その上で、
・肝臓や腎臓の機能の確認のために血液検査の結果を見せてもらうことがあること
・舌下に入れると薬の効きが早まるため、注意すること
 (注)「舌下」はニトロなど早く効かないと命にかかわる薬に指定される飲み方です
・「食前」の薬は服用のタイミングがずれると効果が無くなること
・お薬に合った保管方法や保存袋の意味
などを学びました。

薬は高齢になると飲んでいる方も多い身近なものですが、
「え~知らんかった!」「そうなんだ!」との声から、新たに知ることも多かったようでした。

特に大きな反応があったのが、プラセボ効果とノボセ効果の話でした。
薬の成分が入っていない偽のお薬(プラセボ)を、
お医者さんからこの薬は「すごく効果がある!」と言われると、効いてしまうプラセボ効果に対して、
お医者さんや薬に不信感を持っていたり副作用の心配をしていると、プラセボなのに副作用が出たりするノボセ効果が起こることはよくあるそうです。

「病は気から」は本当で、せっかくお薬を飲むのであれば、前向きな気持ちで服用することが大切だそうです。

また、最後の質問コーナーでも有益な情報がありました。


質問者は、あるジェネリック薬を先発品と全く同じだからと薬剤師から説明を受けたそうですが、本当にそんなことがあるのか疑問だったそうです。
通常、ジェネリックは、薬の成分は先発品と同じでも添加物が違うからです。

「とてもいい質問ですね!」と続いた薬剤師さんからの答えにみなさんびっくりでした。
「AG、オーソライズド・ジェネリックといって、先発品と薬の成分も添加物も全く同じなのに、ジェネリックとして安くなっている薬があります」
AGは、先発品を開発した製薬会社から許可を得て、同じ製法で作ったものなのだそうです。
「AGは先発品と全く一緒なのに価格は安いので、AGがある場合は絶対にAGにしてください」
とのことでした。
ただし、AGはすべての薬にあるわけではなく、今はまだ一部なのだそうです。

最後に、薬局さんからのクリスマスプレゼントとして薬袋に入った大豆のお菓子が配られました。


服用のタイミングは「おやつ時」。しゃれが効いていました!

薬局へは処方箋がなくても気軽に寄ることができるそうです。
ちょっとした相談ができる、いざとなったら頼りになる薬局を目指しているそうです。

今日の講座で薬局へのハードルが少し下がったのではないでしょうか。
ご参加のみなさんお疲れ様でした!