令和4年10月31日(月) 11月4日(金)
秋晴れの中、ウォーキング理事研修会を開催しました。
今年度は、薬剤師さんにガイドをしていただきながら、薬草・薬木について学ぶウォーキングです。
福岡大学薬草園の前に現地集合し、福岡大学キャンパス内にある薬草園2か所を1時間ほどかけて散策しながら学びました。
ガイドさんのお話は効用だけでなく、雑学的なお話も盛りだくさんでした。
また、薬草園を管理しておられる大川教授にも大変お世話になりました。
胃腸薬の材料として使われるアカメガシワという木の葉は、日光を多く取り入れるために、幼木と大木では葉の形・大きさが変わるそうです。
アカメガシワの幼木(手のひらくらいのサイズの葉)
アカメガシワの大木(葉は幼木の1/5くらいのサイズで枚数が多くなる)
植物も色々と戦略を考えて生きているのですね!
薬草園の中には、有毒植物も植えられていました。有毒なものは、害獣を防ぐために利用されたり、また少量ならば薬となるものもあるそうで、そういった一つ一つの働きを聴いていると、1時間ではもの足りないくらいでした。
参加者からの質問もひっきりなしで、薬草・薬木に対するみなさんの関心の高さが伺えました。
季節柄、秋の七草のお話もありました。
おすすめの覚え方は「おすきなふくは」だそうです。
おみなえし、すすき、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ です。
休憩の後、20分かけて歩いて西南森の湖畔公園へ移動しました。
ここでは、熊添池の周りを中心に散策しました。
整備がされているため、薬草(雑草)はあまりありませんでしたが、森林浴ができて気持ちがよかったです。
こちらでは、コナラとクヌギの葉の違いや、栗とクヌギの見分け方、冬イチゴの葉の裏に冬虫夏草がつくことなどを学びました。
晴天の中、充実した研修会ができました。ご参加のみなさんお疲れ様でした!
何度も下見をしてくださったガイドの先生がた、貴重なお時間を割いて薬草園の解説をしてくださった大川教授、本当にお世話になりました。ありがとうございました。