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2025年6月25日

鳥飼校区 元気なうちから始めよう!~ココロとカラダの健康づくり~



 令和7年6月25日(水)

鳥飼公民館で「みんなで'とり’くもう!健康づくり教室①」が行われました。タイトルは「元気なうちから始めよう!~ココロとカラダの健康づくり~」です。

雨と雷の中でしたが、健康意識の高い皆さんが続々とお越しくださいました。




本日は福岡大学より未来の保健師さんが3名、実習で参加してくださいました。




お揃いになったところで、部長よりご挨拶。その後保健師さんより熱中症についてのミニ講話がありました。室温は28℃以下で、こまめな水分補給を!などパンフレットや予防カード等も配布されました。





そしていよいよ本日の講話がスタート!


福岡市健康づくりサポートセンター

出口 一善先生

まずは1分間の脈を取ることから始めます。脈は数よりも定期的に打っているかが重要とのこと。




血液検査で健康状態がわかるように、血液の循環は体にとって大変重要です。

1日8時間座っている人は日本人が一番多く38%。座ると立つでは血液循環が倍以上違うため、「通常歩く歩数+3000歩」を増やしましょう!とのこと。

無理なく歩数を増やすには、テレビのCMを見ている間に5分間うろうろするだけで500歩増えるそう。スキマ時間で3000歩を増やすと確実に血液が改善するそうです。また昔は怒られていた「貧乏ゆすり」ですが、現在は「貧乏ゆすりは健康ゆすり」と言われ、座ったままでも運動ができるので推奨しているそう。



血液循環が良くなるマッサージも効果的

手首・ひじ・肩の骨・鎖骨・胸骨・みぞおちなどもマッサージします。

横隔膜を触る=心臓マッサージと同じ効果があるそうです。



年々お悩みとなってくる

「おしっこの切れの悪さ」は

トイレのあとに「仙骨マッサージ」をすることでで改善!



「仙骨」はここです






続いては筋トレです。

生活習慣病になりにくい体を作るには「無理をしない筋肉づくり」が大切。

特に80歳を超えると、筋肉づくりが重要とのこと。

①椅子に浅く座り ②ひじを体の側面に付けます。

③卵を握るようにして ④横に開きます



ゆっくりと開く、これを100回。
肩のリラックス、五十肩にも効果あり。



他にもいくつかの筋トレを教えていただきました。
①イスに浅く座り
②足に力を入れひざを曲げない
③背筋をまっすぐ
④足を2~3センチ上げる または低いところでゆっくり左右に動かす。

これを10回繰り返します







運動の中で一番効果があると言われているスクワットも教えていただきました





先生の手作りチラシです。


最後に脳トレです。
右手は三角(3拍子)、左手は縦(2拍子)で振ります。
右脳と左脳を別々に動かす練習です。これが認知症予防にもなるそうです。
リズムに乗って左は1!2! 右は1!2!3!
なかなか難しいですね

丁寧な説明をしてくださる出口先生。
今後の健康づくりに効果があるようひとつひとつ実践していきましょう。

次回の鳥飼校区の健康講座は7月23日(水)午前10時からです。
さんわ調剤薬局の薬剤師を講師にお迎えし「健康食品・サプリメントとの上手な付き合い方」の講話が行われます。ぜひ次回もご参加ください。

皆様、お疲れ様でした。




2025年6月23日

城南校区 暑い夏に備えよう!室内で取り組める夏バテ予防の体操

2025.6.23(月)

城南公民館において健康講座が行われました。

タイトルは「暑い夏に備えよう!室内で取り組める夏バテ予防の体操」です。






雨の中27名の皆さんにご参加いただきました。







公民館長からご挨拶いただいた後、

まずは「博多弁ラジオ体操」でウオーミングアップを行いました。


「さあ!やるばーい!」

「よかねー!よかよか!」

などの博多弁に思わず笑顔がこぼれます。





身体が温まったところで、保健師さんから熱中症予防についてのミニ講話が行われました。体が暑さに慣れていない今の季節が一番熱中症になりやすいそうで、体のどの部分を冷やしたら効果的なのかクイズ形式で出題。

答えは わきの下、首、足の付け根 でした。 冷えたペットボトルなどを利用するのも良いそうです。


        

そしていよいよ本題へ。

        講師の平塚先生です。

暑熱順化(しょねつじゅんか)で暑い夏に負けない身体を作る方法を学んでいきましょう。



まずはコミュニケーションが大切とのことで2名ペアになりました。
身体活動を増やすポイントは3つの機能を積極的に動かすことだそうです。

ポイント① mouth = 食べる・しゃべる・笑う・呼吸・表情を作る

ポイント② hand   = 手を使う・指を使うなど。

ポイント③ leg = 足全体を動かすこと。


さっそくポイント①のお口の体操からやってみましょう。

 「パ タ カ ラ」  パ→食べこぼし予防 口を閉じる機能を向上

           タ→食べたものを喉に送り込む機能

           カ→喉の筋肉を強くする効果

           ラ→舌を使って言葉を滑らかにする効果


「パタカ」を10回5秒以内に噛まずに言えるか!をやってみます。腹筋を鍛え臓器が活発になるそうです。

続いてパタカラの「ラ」です。椅子の前側に座り、骨盤を立てて「ララララララ」をどんどん早くしていきます。

声も張って元気よく!



今度はポイント①のお口の体操に加えて、

ポイント② 手を使う、指を動かすも一緒にやってみます。

指と口を同時に使うことは身体全体のリハビリに効果があるとのこと。 




「1.2.3.4.5.6.7.8.9.10…」

数を口に出しながら、同時に指折り。

どんどん早くなっていくので、先生についていくのに必死です。

普段やらない運動と声出しが脳トレにもなるそうです。




ぐっぱー体操。

ぐーは胸元へ、ぱーは前へ

声も出しながらテンポよく!




いよいよ難関に突入してきました。

ポイント③ 「足を動かす」が加わってきます。


かかとを上げる。つま先を上げる。片足づつ交互に。

これに指折り1.2.3.4が加わり、声も出す。

じんわりと汗が出てきます。椅子に座っての室内運動でもかなりの効果があるそうです。


最後に 室内運動で一番効果があると言われている「きつくないスクワット」を教えていただきました。

コツは 「肛門を見せるように立ち上がること」


①足を90度に開き 

②椅子の前のほうに座る。 

③膝の上に手を置き 

④肛門を見せるように 

⑤ゆっくりと中腰になります。



腰の負担もなく楽にスクワットができました。

1日8回から10回やるだけで十分効果があるそうです。



楽しい講座はあっという間に終了。

平塚先生のユーモアを交えた講座に皆さんも終始笑顔で取り組まれていました。

次回の城南公民館の健康講座は、9月22日(月)13:30~体力測定を行います。

たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。

お疲れ様でした。


2025年6月19日

片江校区 東洋医学と鍼灸で元気に!~日常に生かす健康法~

 2025.6.17(火)

片江公民館で、「健康講座 東洋医学と鍼灸で元気に!~日常に生かす健康法~」が行われました。




25名の方が参加なさいました。




清視鍼灸院 甲斐 清視先生の講話からスタートです。

東洋医学の基本的な考え方は「体全体のバランスを整え、自然治癒力を高める」ことを基とした伝統的な医学です。

    ①気・血・水(き・けつ・すい)のバランス
    「気(エネルギー)」「血(血液)」「水(リンパや体液の流れ)」
    のバランスが取れていること
 ②陰陽のバランス
   万物の「陰」と「陽」
 ③五行(ごぎょう)の考え方
    各臓器同志の関係性
    
これらを基に「なぜ不調が起こったのか」を全身の
つながりの中で考慮します。



東洋医学は、「病気を治す医学」ではなく自然治癒力を高め、不調を未然に防ぐことを大切にしているとのこと。そのため肩や腰の痛みでも全身の巡りを高める施術を行っているそうです。

真剣に聞き入っています


続いては「ツボ押しセルフケア講座」です。

ツボは全身で361カ所あるそうです。
代表して3か所教えていただきました。

これは親指の下の「合谷(ごうこく)」

肩こり・頭痛・血圧にも効果あり


5秒押して
5秒休み。
これを3回繰り返します。

「痛すぎない程度に気持ちよく」
がポイントだそうです。







足三里(あしさんり)」
足の疲れや胃腸の調子を整えるツボです。









先生が各自を回ってツボの場所を教えてくださいました




 「三陰交(さんいんこう)」

冷えやむくみなど血流を良くする効果があるツボです。
不眠にも効果があるそうで、就寝前にこのツボ押しをすると良く眠れるそうです





続いての講座は 
「鍼灸の役割について」
   血の巡り→冷え・しびれ・こり
   気の巡り→疲れやすい・元気が出ない
   水の巡り→むくみ・めまい・関節の痛み
鍼やお灸を使ってツボを刺激することで上記の「滞り」がスムーズになり「不調を治す」だけでなく「体を元気な状態に整える」」役割を持っているそうです。

「鍼(はり)」について
「鍼は痛そう。怖い」というイメージがあるようで約半数の方が施術未経験でした。現在は使い捨てのステンレス鍼が主流のようで、太さは髪の毛より細く、痛みは感じないそうです。


ここからは実際にモデルさんにお願いして施術を行います。


これが鍼です。長いもので6センチあるそうです。




腰には6センチの鍼が入っています。
背中は内臓があるので鍼の入れ方が変わるそうです。



鍼が見えますか?
鍼施術は5分から10分くらい置けば効果があるとのこと。




皆さん集まってこられました。


続いてはお灸です。建物内なので煙の少ないお灸を使用します。


自宅でも簡単にできるお灸。
ツボではなく痛いところに乗せるだけでいいそうです。
モデルさんから「熱くないよ。ぽかぽかしてきた」との感想です。

希望者にお灸を体験していただきました。
皆さん積極的に体験をされていました。

「施術はどれくらいの日数を置いたらいいのか?」という質問も。
「ぎっくり腰などでひどいときは毎日、お一人お一人の身体の状態をみながらの判断」とのことです。

最後に保健師から熱中症についてのお話しがありました。
昨年の熱中症での救急搬送は福岡市だけで約1500人、うち約560人が高齢者だったそうです。体が暑さに慣れていないこの時期が一番多いそうです。
こまめな水分補給と早めのエアコン使用を心掛けたいですね。

お土産は熱中対策ゼリーでした。

参加された皆さん お疲れ様でした。