令和元年10月16日(水)
片江公民館で、健康運動指導士の先生による健康講座がありました。
コグニサイズとは、英語のコグニション(認知)とエクセサイズ(運動)を組み合わせた造語です。
数を数える・簡単な計算をするなど頭を使いながら、足踏みなどで体を動かすことがコグニサイズです。認知症予防に効果的と言われています!
今回は、コグニサイズを始めとする認知症予防の運動をいくつか行いました。(^o^)
まずは、ストレッチで体を伸ばしました。
ストレッチをするときに注意することは3つあります。
・がんばり過ぎない(イタ気持ちいいところで止める)
・息を止めない
・反動をつけない
息を止めないように気を付けながら、首・肩まわり、足などをゆっくりと伸ばしていきました。
コグニサイズという名前がついたのが最近なだけで、昔から行っている手遊びなどもコグニサイズだったりするそうです♪
片手はグーもう片手はチョキ、チョキになる手が下になるようにし、間にパチンと手を叩いた後、グーチョキの手を入れ替えるという作業を「でんでん虫」の歌に合わせて行いました。
間違わないように集中するのですが、思い通りに手が動きません。
あれっ? あっ! 間違った! やっている間、いろいろな声が聞こえてきました。(^^;)
しかし、先生曰く、「間違ったことに気づかないのは認知症の可能性が…でも、完璧にできるようになってしまったら、もう認知症予防にはならない」のだそうです。
ちょっと難しいと感じるくらいが脳には良いそうです。
あれっ? あっ!と言っている間が一番脳に効いているようです!!(^_-)-☆
でんでん虫の他にも、3の倍数の時に手を叩き、足は右足横・右足戻す・左足横・左足戻す、といった動きをしたり、1・2・3止まる、4・5・6止まるといった具合に3歩ずつの足踏みに合わせて、あ・い・う え・お・か き・く・け こ・さ・し ・・・とあいうえおを3つずつ区切って言っていきました。
今日の課題がすべてできるようになってしまったら、スマホ等で「コグニサイズ」と検索すると他にもいろいろ出てくるので、ぜひ新しいものに挑戦してくださいね!
また、右利きの人は、左手を使って生活してみたり、ウォーキングを習慣的に行っている人は、いつもと逆向きに回ってみたりするだけでも脳への刺激となって良いそうです。
休憩の後は、全身持久力を高める運動を行いました。
「全身持久力が高いと脳の海馬が大きくなる」「全身持久力が高い人はアルツハイマー型認知症になりにくい」などという研究結果から、全身持久力を高めることが認知症予防になると考えられているそうです。
全身持久力を高めるために、ちょっと息が弾むくらいの有酸素運動がよいそうで、中でもおすすめなのが「スロージョギング®」なんだそうです。
ウォーキングもとてもよい有酸素運動なのですが、息が弾むくらいのペースで歩き続けることが難しいそうです。
スロージョギングは、歩くより遅いスピードで走ります。
足の着き方に特徴があり、足の指の付け根あたりから接地します。といっても、何も難しいことはなく、その場かけ足をしてみると自然とそうなります。
その場駆け足の足の動かし方手の振り方で、前に進めばスロージョギング完成です。
実際に走ってみるために、1つの円になり周ってみました!
走っているのにそんなにきつく感じません。これで、ウォーキングの約2倍カロリーを消費するのだそうです!
家の中でもできるように、椅子をテレビに見立ててスロージョギング&ターンの練習をしました。
1・2・3・4・5と数えながら真っすぐ進み、6・7・8と数えながら椅子のほうを見ながら方向転換します。そしてまた、1・2・3・4・5と進んで、6・7・8で椅子のほうを見ながら方向転換します。同じ方向(いす)を見ることにより、目が回るのを防ぐことができるそうです。
スロージョギングは、全身持久力が上がるため体力がつくだけでなく、認知症予防にもなる室内でもできる運動です。
コグニサイズは大勢で集まったときに行うと楽しそうです!
ぜひ、サロン等に取り入れて、楽しく認知症予防ができるといいですね。
お疲れ様でした。(^_-)-☆